メルセデス・ベンツのコンパクトSUV、GLAクラスの購入を検討されているあなたは、「GLAのグレードによる違いがよくわからない」「GLAの前期と後期で何が違うの?」「ベンツGLAは販売終了したの?」といった疑問をお持ちかもしれません。また、ベンツGLAのサイズ感や、狭いのではないかという比較情報、そして見逃せない欠点についても気になるところでしょう。GLA180とGLA200dなどの違いや、ベンツGLAの新車価格と中古車相場、実際にベンツGLAに乗ってる人の声、さらにはGLAの持つ魅力や、より快適に乗るためのおすすめパッケージ、そして最終的にどのおすすめグレードを選ぶべきか、知りたい情報がたくさんあることと思います。この記事では、これらの疑問を解消し、あなたに最適な一台を見つけるためのお手伝いをします。特に中古車市場に目を向けることで、魅力的なGLAをお得に手に入れるチャンスが広がっています。
この記事を読むことで「GLA グレード 違い」と検索した読者が具体的に何について理解を深められるかのポイントは以下の通りです。
この記事のポイント
- GLAの初代から現行モデルまでのグレード変遷と特徴
- 前期・後期モデルや主要グレード間の具体的な違い
- 購入前に把握しておきたいGLAの長所と短所
- 中古車でGLAを選ぶ際の狙い目グレードと注意点
GLAのグレードの違いの歴史と概要
メルセデス・ベンツのGLAクラスは、AクラスをベースとしたコンパクトSUVとして登場以来、そのスタイリッシュなデザインと扱いやすさで人気を博してきました。ここでは、GLAクラスがどのように進化してきたか、そして各グレードがどのような特徴を持っているのかを解説します。モデルの変遷を理解することで、グレード間の違いがより明確になるはずです。
このセクションで解説する内容は以下の通りです。
- GLAの前期と後期の違いはデザインと機能
- GLA販売終了?現行モデル情報
- GLA180と200の違いはエンジン性能
- GLAのサイズは? 狭いのか他車と比較
- コンパクトSUVのGLAの魅力とは何か
GLAの前期と後期の違いはデザインと機能
メルセデス・ベンツGLAクラスは、初代モデルと2代目となる現行モデルが存在し、それぞれに前期型・後期型といったマイナーチェンジによる変遷があります。これらの違いを把握することは、中古車選びにおいても非常に大切です。
まず、2014年に日本で発売が開始された初代GLAクラス(X156型)は、メルセデス・ベンツのSUVラインナップで最もコンパクトなモデルとして登場しました。初期のモデル、いわゆる前期型は、全高を抑えたスタイリッシュで都会的なクロスオーバーSUVという印象が強いデザインでした。Aクラス譲りの洗練された内装も特徴的です。
2017年に行われたマイナーチェンジにより、初代GLAクラスは後期型へと進化します。このタイミングでエクステリアデザインに手が加えられ、よりSUVらしい力強さが表現されました。また、グレード展開にも変更があり、「GLA220 4MATIC」が追加設定されています。装備面では、安全運転支援システムの機能が強化されるなど、魅力が増しました。
2020年にはフルモデルチェンジが行われ、2代目GLAクラス(H247型)が登場します。2代目は初代の都会的なイメージから一転し、より本格的なSUVスタイルへと変貌を遂げました。全高が高められ、車内空間、特に後席の居住性が向上しています。インテリアも刷新され、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が搭載されるなど、機能面でも大幅な進化が見られます。トランスミッションも、初代の7速DCTから2代目では8速DCT(一部グレード)へと変更されています。
このように、GLAクラスはモデルライフを通じてデザインや機能性を向上させてきました。前期と後期、そして初代と2代目では、見た目の印象だけでなく、搭載される技術や快適性にも違いがあるため、ご自身の好みや用途に合わせて選ぶことが求められます。
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GLA販売終了?現行モデル情報
「ベンツ GLAは販売終了したのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、GLAクラスは2024年現在もメルセデス・ベンツのラインナップにおいて現行モデルとして販売されています。
初代GLAクラスは、2014年の国内導入から約6年間販売され、2020年に2代目へとフルモデルチェンジしたタイミングで生産を終了しました。したがって、初代モデルを新車で購入することはできませんが、中古車市場では引き続き人気があります。
現在新車で購入可能なのは、2020年に登場した2代目GLAクラスです。発売当初は2.0Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載した「GLA200d 4MATIC」が中心でしたが、その後2021年には1.4Lガソリンターボエンジンを搭載した「GLA180」が追加されるなど、ラインナップも拡充されています。さらに、ハイパフォーマンスモデルであるメルセデスAMG GLAも存在します。
メルセデス・ベンツは2030年までに全車電動化を目指す方針を掲げており、将来的にはGLAクラスにも電動モデル(EQAとして既に存在)へのシフトが進むと考えられます。しかし、現時点ではガソリンエンジンモデルやディーゼルエンジンモデルも選択可能であり、幅広いニーズに対応しています。中古車だけでなく新車の選択肢も存在するため、ご自身の予算や求める性能に応じて検討することができます。
GLA180と200の違いはエンジン性能
メルセデス・ベンツGLAクラスの中で、特に比較検討されることが多い「GLA180」と「GLA200d 4MATIC」は、主にエンジン性能と駆動方式に大きな違いがあります。これらの特性を理解することで、ご自身のドライビングスタイルや用途に合ったグレード選びが可能になります。
「GLA180」は、GLAクラスのエントリーグレードとして位置づけられています。初代モデルでは1.6L直列4気筒ガソリンターボエンジン(最高出力122psまたは時期により136ps)を搭載し、前輪駆動(FF)を採用していました。2代目(現行モデル)のGLA180では、排気量が1.4Lへとダウンサイジングされたオールアルミニウム製の「M282」ガソリンターボエンジン(最高出力136ps)に変更されましたが、引き続きFF駆動です。軽快な走りが特徴で、主に市街地での利用が多い方や、扱いやすさを重視する方に向いています。
一方、「GLA200d 4MATIC」は、2代目GLAクラスから設定されたグレードで、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載しています。最高出力は150ps、最大トルクは32.6kgmと、GLA180に比べてトルクフルな走りを実現しています。また、駆動方式はメルセデス・ベンツの四輪駆動システム「4MATIC」を採用しており、悪路走破性や雪道など滑りやすい路面での安定性が高められています。燃費性能にも優れており、軽油を燃料とすることから燃料費を抑えたい方や、長距離ドライブ、アウトドアレジャーなどでタフな走りを求める方におすすめです。
以下に、2代目GLAクラスにおける「GLA180」と「GLA200d 4MATIC」の主な違いを表にまとめます。
特徴 | GLA180 | GLA200d 4MATIC |
---|---|---|
エンジン | 1.4L 直列4気筒ガソリンターボ | 2.0L 直列4気筒クリーンディーゼルターボ |
最高出力 | 136ps/5,500rpm | 150ps/3,400-4,400rpm |
最大トルク | 20.4kgm/1,460-4,000rpm | 32.6kgm/1,400-3,200rpm |
駆動方式 | FF(前輪駆動) | 4MATIC(四輪駆動) |
トランスミッション | 7G-DCT(7速DCT)※モデルによる | 8G-DCT(8速DCT) |
燃料 | ハイオクガソリン | 軽油 |
WLTCモード燃費 | 約14.1km/L | 約16.5km/L |
※トランスミッションや燃費は年式や細かな仕様変更により異なる場合があります。
これらの違いを踏まえ、どちらのグレードがご自身の使い方に適しているかを検討することが、満足のいくGLA選びの第一歩となります。
GLAのサイズは? 狭いのか他車と比較
メルセデス・ベンツGLAを選ぶ際に、ボディサイズや室内の広さが気になる方もいらっしゃるでしょう。特に「狭いのでは?」という懸念は、コンパクトSUVを検討する上でよく聞かれる点です。ここでは、GLAのサイズ感と、特に初代と2代目での変化、そして兄弟車とも言えるGLBとの比較について解説します。
初代GLAクラス(X156型、2014年~2020年)のボディサイズは、全長約4,430mm × 全幅約1,805mm × 全高約1,505mmでした。この数値からもわかるように、全高が低めに抑えられており、スタイリッシュなフォルムが特徴的です。一方で、このデザインは後席のヘッドクリアランスや荷室容量において、やや手狭さを感じる要因となっていたかもしれません。
2020年に登場した2代目GLAクラス(H247型)では、ボディサイズが見直されました。全長は約4,415mmと初代より若干短くなりましたが、全幅は約1,835mm、全高は約1,620mmへと拡大されています。特に全高が10cm以上高くなったことで、室内空間、とりわけヘッドクリアランスに余裕が生まれ、後席の居住性も改善されました。ホイールベースも延長されており、レッグスペースも広くなっています。
モデル | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
---|---|---|---|---|
初代 GLA | 4,430mm | 1,805mm | 1,505mm | 2,700mm |
2代目 GLA | 4,415mm | 1,835mm | 1,620mm | 2,730mm |
上記のように、2代目はよりSUVらしいパッケージングへと進化し、「狭い」という印象は大幅に軽減されたと考えられます。それでも、メルセデス・ベンツのSUVラインナップの中では最もコンパクトなモデルであるため、絶対的な広さを求める場合は、他のモデルと比較検討する必要があるでしょう。
例えば、GLAとプラットフォームを共有する兄弟車としてGLBクラスがあります。GLBは全長約4,640mm × 全幅約1,835mm × 全高約1,700mmと、GLAよりも一回り大きく、スクエアなボディ形状が特徴です。GLBの最大のポイントは、このクラスでは珍しい3列目シートを備えた7人乗り仕様が選択できる点です(3列目シートの利用は身長168cmまでの乗員用とされています)。室内空間の広さや積載性を重視するならば、GLBも有力な選択肢となります。
GLAは、コンパクトな取り回しの良さを維持しつつ、2代目では居住性も向上させています。都市部での運転が多い方や、スタイリッシュさを求める方には適したサイズ感と言えるでしょう。ご自身の使い方や乗車人数を考慮し、必要であれば実際に試乗して広さを体感してみることをお勧めします。
コンパクトSUVのGLAの魅力とは何か
メルセデス・ベンツGLAクラスが、多くの人々を惹きつける魅力は多岐にわたります。単にコンパクトなSUVというだけでなく、メルセデス・ベンツならではの価値観が凝縮されている点が特徴です。
スタイリッシュなデザイン性
まず挙げられるのは、その洗練されたデザインです。初代GLAは都会的でクーペのような流麗なフォルムを持ち、見る者にスポーティな印象を与えました。2代目GLAは、よりSUVらしい力強さと存在感を増しながらも、メルセデス・ベンツ特有の上品さを失っていません。街中でもアウトドアシーンでも映えるデザインは、所有する喜びを満たしてくれる要素の一つです。
メルセデス・ベンツブランドの信頼性と高い質感
世界的に評価の高いメルセデス・ベンツブランドであるという点は、大きな魅力と言えます。長年にわたり培われてきた高い技術力や品質、そして安全性への信頼は絶大です。GLAクラスもエントリーモデルに位置づけられながら、内外装の質感は高く、細部にまでこだわった作り込みを感じさせます。
扱いやすさと走行性能のバランス
Aクラスをベースとしているため、GLAクラスは比較的コンパクトなボディサイズを持ち、日本の道路事情でも扱いやすいのが特徴です。最小回転半径も小さく、日常の運転でストレスを感じることは少ないでしょう。それでいて、SUVとしての実用性も備えており、特に4MATIC(四輪駆動)モデルでは、悪路走破性や高速走行時の安定性も高められています。
先進技術の搭載
2代目GLAクラスでは、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や、Sクラスと同等レベルの最新安全運転支援システムが採用されるなど、先進技術が積極的に導入されています。これにより、運転の快適性や安全性が大幅に向上しており、現代の車に求められる要素をしっかりと満たしています。
幅広い層への訴求力と中古車市場での魅力
GLAクラスは、そのスタイリッシュさやブランドイメージから、比較的若い層にも人気があります。初めて輸入車を購入する方にとっても、価格帯やサイズ感から魅力的な選択肢となるでしょう。また、中古車市場においては、初代モデルを中心に手が届きやすい価格帯の車両も増えてきており、賢くメルセデス・ベンツオーナーになる道も開かれています。
これらの要素が複合的に絡み合い、GLAクラスならではの魅力を形成しています。単なる移動手段としてだけでなく、ライフスタイルを豊かにするパートナーとしての資質を備えていると言えるのではないでしょうか。
中古車視点でのGLAのグレードの違いと選び方
メルセデス・ベンツGLAクラスは、新車だけでなく中古車市場でも非常に人気があります。中古車であれば、新車価格よりも手頃な予算で手に入れることが可能です。しかし、年式やグレード、装備など選択肢が多いため、どの車両を選ぶべきか悩むこともあるでしょう。ここでは、中古車でGLAクラスの購入を検討する際に役立つ、具体的なグレードの選び方や注意すべきポイントについて掘り下げていきます。
このセクションで解説する内容は以下の通りです。
- 購入前に知るべきGLAの欠点
- GLAに乗ってる人の口コミは?
- 中古で探すGLAのおすすめグレードはこれ
- おすすめパッケージで装備を充実
- 新車価格と中古相場
- 賢い選択のためにグレードの違いをおさえる総括
購入前に知るべきGLAの欠点
メルセデス・ベンツGLAクラスは多くの魅力を持つ一方で、購入を検討する際にはいくつかの注意点や、人によっては欠点と感じられる可能性のある側面も理解しておくことが大切です。
初代モデルの後席スペースと荷室容量
初代GLAクラスは、そのスタイリッシュなデザインと引き換えに、後席の居住空間や荷室容量がやや限定的でした。特に大人数での長距離移動が多い場合や、大きな荷物を頻繁に積む必要がある場合には、手狭さを感じるかもしれません。2代目モデルではこの点が改善されていますが、初代を中古で検討する際は、実車で確認することをおすすめします。
エントリーグレードの装備
GLA180などのエントリーグレードは、価格が魅力的な反面、上位グレードと比較すると一部の快適装備や先進安全装備がオプション扱いになっている場合があります。中古車を選ぶ際には、希望する装備が付いているかを車両ごとに細かく確認する必要があります。
輸入車特有の維持費
メルセデス・ベンツに限らず、一般的に輸入車は国産車と比較して部品代が高めになる傾向があります。定期的なメンテナンスはもちろん、万が一の故障や部品交換が発生した際の費用は、ある程度見込んでおく必要があるでしょう。ただし、正規ディーラーだけでなく、輸入車を得意とする整備工場などを利用することで、維持費を抑える工夫も可能です。
半導体不足などによる装備の影響
近年の世界的な半導体不足は、自動車業界にも大きな影響を与えました。GLAクラスも例外ではなく、例えば2022年モデルでは一部グレードで電動パワーシートが選択不可になるなどの仕様変更がありました。中古車で特定の装備にこだわる場合は、年式による装備の違いにも注意が必要です。
駆動方式の選択肢
GLAクラスはFF(前輪駆動)モデルと4MATIC(四輪駆動)モデルが存在します。雪道や悪路を走行する機会が少ないユーザーにとっては、4MATICは必ずしも必要ではないかもしれません。2代目GLAの初期ラインナップが「GLA200d 4MATIC」中心だった時期もあり、FFモデルを希望する場合は選択肢が限られることもありました。ライフスタイルや使用環境に合わせて適切な駆動方式を選ぶことが求められます。
これらの点は、必ずしも全ての人にとって欠点となるわけではありません。しかし、事前に把握しておくことで、購入後のミスマッチを防ぎ、より満足のいくカーライフを送ることにつながります。
GLAに乗ってる人の口コミは?
メルセデス・ベンツGLAクラスを実際に所有している、あるいは運転した経験のある人々からは、様々な声が聞かれます。これらの意見は、カタログスペックだけでは分からないGLAの魅力や注意点を知る上で参考になるでしょう。ここでは、一般的に聞かれる評価や傾向をまとめます。
デザインに関する評価
多くの場合、GLAのデザインは高く評価されています。初代モデルのスタイリッシュで都会的なルックスや、2代目モデルのSUVらしい力強いデザインは、所有満足度を高める要因となっているようです。特にメルセデス・ベンツブランドの象徴であるスリーポインテッドスターを持つことへの喜びを感じるという声は少なくありません。
走行性能と乗り心地
街乗りでの取り回しの良さや、高速道路での安定性を評価する声が見られます。特に2代目GLA200d 4MATICのディーゼルエンジンモデルは、トルクフルな加速と燃費の良さで好評を得ています。一方で、初代モデルに関しては、スポーティな足回りゆえに路面の凹凸を拾いやすいといった意見や、後席の乗り心地について指摘する声も一部でありました。2代目では乗り心地の改善も図られています。
ユーティリティと装備
MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)の搭載(2代目)は、先進性を感じさせる一方で、操作に慣れが必要という意見もあります。初代モデルでは、後席のスペースや荷室容量に関して、もう少し広ければという要望が聞かれることもありました。安全装備に関しては、メルセデス・ベンツならではの充実ぶりを評価する声が多い傾向にあります。
維持費について
輸入車であるため、メンテナンス費用や部品代が国産車に比べて高めになることへの認識は、多くのオーナーが持っているようです。しかし、ブランドバリューや走行性能、デザインなどを考慮すると、その価値はあると感じている人も少なくありません。
これらの声はあくまで個人の感想や特定の条件下での評価であり、全ての人に当てはまるわけではありません。しかし、GLAクラスがどのような車で、どのような点が評価され、またどのような点に注意が必要なのか、大まかなイメージを掴む助けになるはずです。中古車を検討する際には、可能であれば試乗するなどして、ご自身の感覚で確かめることが何よりも大切です。
中古で探すGLAのおすすめグレードはこれ
メルセデス・ベンツGLAクラスを中古車で手に入れたいと考えたとき、どのグレードを選ぶべきかは悩みどころです。ここでは、予算や重視するポイントに応じたおすすめのグレードをいくつかご紹介します。中古車ならではの価格的なメリットを活かしつつ、満足度の高い一台を見つけましょう。
価格を重視し、街乗りメインなら「初代 GLA180」
初代GLAクラスのエントリーモデルである「GLA180」は、中古車市場での流通量が比較的多く、価格もこなれてきています。100万円台後半から200万円台前半の予算でも、状態の良い車両が見つかる可能性があります。1.6Lガソリンターボエンジンは日常使いには十分な性能で、FF駆動のため軽快なハンドリングも楽しめます。メルセデス・ベンツのSUVをまずは手頃な価格で体験してみたいという方におすすめです。特に2017年のマイナーチェンジ以降の後期型は、エクステリアデザインが洗練され、装備も若干向上しているので狙い目と言えます。
4WD性能と装備のバランスを求めるなら「初代 GLA220 4MATIC」
2017年のマイナーチェンジで追加された「GLA220 4MATIC」は、2.0Lガソリンターボエンジンと四輪駆動システム4MATICを組み合わせたモデルです。GLA180よりもパワフルな走りを実現し、雪道や未舗装路などでの走行安定性も向上しています。比較的新しい年式で、充実した装備を持つ車両が300万円前後から見つかることもあります。オンロードでの快適性とオフロードでの安心感を両立させたい方に適しています。
パワフルな走りと充実装備なら「初代 GLA250 4MATIC」
初代GLAクラスの上位グレードであった「GLA250 4MATIC」は、2.0Lガソリンターボエンジンが最高出力211psを発生し、力強い加速が魅力です。スポーツシートや専用デザインの内外装パーツが与えられ、スポーティな雰囲気を好む方にもぴったりです。初期年式のものは200万円台前半から、高年式でも300万円台で見つけることが可能です。ただし、途中から受注生産となったため、流通量は他のグレードに比べて少なめかもしれません。
最新技術とディーゼルの経済性なら「2代目 GLA200d 4MATIC」
もし予算に余裕があり、より新しいモデルを希望するなら、2代目GLAクラスの「GLA200d 4MATIC」も中古車市場に出てきています。2.0Lクリーンディーゼルターボエンジンは燃費性能に優れ、力強いトルクを発揮します。MBUXや最新の安全運転支援システムなど、メルセデス・ベンツの先進技術も満載です。ただし、登場から日が浅いため中古車価格はまだ高めで、500万円を超える車両も少なくありません。
中古車を選ぶ際は、年式、走行距離、修復歴の有無、そして装備内容をしっかりと確認することが大切です。ご自身の予算とライフスタイルに合わせて、最適なGLAを見つけてください。
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おすすめパッケージで装備を充実
メルセデス・ベンツGLAクラスを中古車で選ぶ際、車両本体のグレードだけでなく、どのようなオプションパッケージが装備されているかも重要なチェックポイントです。魅力的なパッケージが装備されていれば、より快適で満足度の高いカーライフを送ることができます。ここでは、GLAクラスで代表的なおすすめパッケージをいくつか紹介します。
AMGライン / AMGスタイリングパッケージ
内外装をよりスポーティかつアグレッシブな印象に変える人気のパッケージです。AMGデザインのフロントスポイラーやリアスカート、専用デザインのアルミホイールなどが装着され、見た目の迫力が増します。インテリアにもAMGスポーツステアリングやスポーツシートなどが採用され、運転する楽しさを高めてくれます。中古車市場でもこのパッケージが付いた車両は人気が高い傾向にあります。
ナビゲーションパッケージ / アドバンスドパッケージ
これらのパッケージには、高性能なナビゲーションシステムや大型ディスプレイ、スマートフォン連携機能などが含まれていることが多いです。日常の運転から長距離ドライブまで、利便性を大幅に向上させてくれます。年式やグレードによってパッケージの名称や内容が異なるため、具体的な装備内容は車両ごとに確認が必要です。
レーダーセーフティパッケージ / ドライバーズアシスタンスパッケージ
メルセデス・ベンツが誇る先進安全運転支援システムをまとめたパッケージです。追従走行機能付きクルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、死角支援システムなどが含まれ、ドライバーの負担を軽減し、安全運転をサポートします。年式が新しいモデルほど標準装備化される傾向にありますが、中古車ではこのパッケージの有無が安全性能に大きく関わってきます。
オフロードエンジニアリングパッケージ
これは主に2代目GLAクラスの「GLA200d 4MATIC」に設定されることが多いパッケージです。急勾配の下り坂で一定速度を保つDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)や、オフロード走行に適した走行モードの追加、マルチビームLEDヘッドライトのオフロードライト機能などが含まれます。アウトドアや雪道での走行性能を高めたい場合に有効です。
これらのパッケージは、新車購入時に選択するものであり、後付けが難しいものがほとんどです。中古車でGLAを探す際には、これらのパッケージが装備されているかどうかを確認し、ご自身の希望と照らし合わせて選ぶと良いでしょう。装備が充実している車両は、それだけ満足度も高くなるはずです。
新車価格と中古相場
メルセデス・ベンツGLAクラスの購入を検討する際、新車価格と中古車相場の両方を把握しておくことは、賢い選択をするために非常に有益です。どの程度の予算でどのようなGLAが手に入るのか、具体的な価格帯を見ていきましょう。
GLAクラスの新車価格(2024年5月時点の参考情報)
現行モデルである2代目GLAクラスの新車価格は、おおよそ以下のようになっています。
- GLA 180: 約530万円~
- GLA 200 d 4MATIC: 約550万円~
- Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC: 約780万円~
- Mercedes-AMG GLA 45 S 4MATIC+: 約950万円~
これらは車両本体価格であり、オプションや諸費用を加えると、支払総額はさらに上がります。
GLAクラスの中古車相場
中古車市場では、年式、走行距離、グレード、装備、車両の状態によって価格が大きく変動します。以下は、あくまで目安として参考にしてください。
モデル・年式 | 中古車価格帯の目安(2024年5月時点) | 備考 |
---|---|---|
初代 GLA180 (2014年~2016年式) | 120万円~250万円 | 走行距離多めの車両は100万円台前半から |
初代 GLA180 (2017年~2019年式) | 200万円~350万円 | 後期型、低走行車は比較的高値 |
初代 GLA220 4MATIC (2017年~) | 230万円~380万円 | 4WDモデル、流通量はGLA180より少なめ |
初代 GLA250 4MATIC (2014年~) | 180万円~400万円 | パワフル、高年式は流通希少 |
2代目 GLA200d 4MATIC (2020年~) | 450万円~600万円 | 現行型ディーゼル、まだ価格は高め |
2代目 GLA180 (2021年~) | 480万円~ | 現行型ガソリン、流通はまだ少ない |
※上記価格はあくまで一般的な相場であり、実際の車両価格とは異なる場合があります。また、中古車価格は常に変動しますので、最新の情報をご確認ください。
このように、初代GLAクラスであれば100万円台から狙える車両もあり、メルセデス・ベンツのSUVオーナーになるハードルは決して高くありません。特に初代の後期型(2017年以降)は、デザインも洗練され安全装備も充実しているため、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
2代目GLAクラスの中古車はまだ高値安定傾向にありますが、新車に比べて数十万円安く手に入る場合もあります。予算と求める新しさ、装備などを総合的に比較検討し、ご自身にとって最適な一台を見つけることが肝心です。
賢い選択のためにグレードの違いをおさえる総括
メルセデス・ベンツGLAクラスの購入を検討する上で、グレード間の違いを理解し、ご自身のニーズに合った一台を選ぶことは非常に重要です。この記事では、GLAクラスの歴史から各グレードの特徴、中古車選びのポイントまで解説してきました。最後に、賢いGLA選びのための要点をまとめます。
- GLA グレード 違いを把握することが最適な一台選びの基本
- 初代GLAはスタイリッシュな都市型、2代目は本格SUVスタイルへ変化
- 前期型と後期型ではデザインや機能、安全装備に違いがある
- GLA180は軽快なFFガソリン、GLA200dはトルクフルなディーゼル4WD
- GLA220 4MATICやGLA250 4MATICは初代のパワフルな4WDモデル
- 2代目GLAは初代に比べ室内空間、特に後席居住性が向上
- MBUXや先進安全技術は2代目GLAの大きな魅力
- 初代モデルの後席スペースや荷室はややコンパクト
- エントリーグレードでは一部装備がオプションの場合がある
- 中古車市場では初代GLA180が100万円台から選択可能
- 初代の後期型(2017年以降)は装備と価格のバランスが良い
- 4WD性能を求めるならGLA220、GLA250、GLA200dが候補
- 燃費と力強さを両立したいならディーゼルのGLA200d
- AMGラインなどのパッケージ装備で付加価値と満足度がアップ
- 新車価格と中古相場を比較し、予算に合った賢い選択を
- 年式、走行距離、修復歴、装備内容を中古車では入念に確認
- 可能であれば試乗し、実際の乗り心地や操作性を体感する
- 信頼できる販売店を選び、購入後のアフターサービスも考慮
これらのポイントを踏まえ、ご自身のライフスタイルや予算、そしてGLAに求めるものを明確にすることで、きっと満足のいく一台が見つかるはずです。GLAクラスと共に、素晴らしいカーライフをお楽しみください。