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KINTOを1年だけ利用する方法と解約金を比較

KINTOを1年だけ利用する方法と解約金比較

KINTOで1年だけ車を利用したいと考えたとき、「KINTOに1年契約プランはある?」と疑問に思うかもしれません。現在、KINTOには1年契約専用プランはありませんが、解約金フリープランを解説すると、このプランが短期利用の選択肢となります。この記事では、KINTOを1年だけで利用する場合の月額料金シミュレーションや、解約金フリープランを1年で利用するメリットとデメリットを詳しく掘り下げます。また、初期費用フリープランを1年で解約すると解約金はいくらになるのか、あるいはKINTOを1年未満で解約したい場合の注意点についても触れていきます。1年だけ乗るなら解約金フリープラン vs 初期費用フリープランの比較を行い、KINTOを1年利用した後の再契約 乗り換えは可能なのか、KINTOを1年だけ利用する場合の審査は厳しいのかといった不安も解消します。さらに、KINTOを1年で解約・返却する時の流れと手続きや、「解約金フリープラン」の申込金は返金される?のかという費用面の疑問にもお答えします。1年だけなら中古車もあり? KINTO Oneで中古車の選択肢や、KINTO以外で 1年だけ車に乗れるカーリース・サブスク比較も行い、あなたにとって最適な車の利用方法を見つけるお手伝いをします。

この記事のポイント

  • KINTOで1年だけ利用する場合のプラン選択(解約金フリープラン)
  • 各プランを1年で解約した時の総費用シミュレーション
  • KINTO以外で1年間車を利用する代替案(中古車や他社リース)
  • 解約時の具体的な手続きや注意点

KINTOを1年だけで利用するプランとは?

  • KINTOに1年契約プランはある? 解約金フリープランを解説
  • KINTOを1年だけで利用する場合の月額料金シミュレーション
  • 解約金フリープランを1年で利用するメリットとデメリット
  • 初期費用フリープランを1年で解約すると解約金はいくら?
  • KINTOを1年未満で解約したい場合の注意点

KINTOに1年契約プランはある? 解約金フリープランを解説

KINTOに1年契約プランはある? 解約金フリープランを解説

「1年だけ車が必要」というニーズは多いものの、結論から申し上げますと、KINTOの新車サブスクリプションサービスには、厳密な「1年契約」プランは存在しません。KINTOが提供する新車プランの契約期間は、基本的に3年・5年・7年が中心です(レクサス車は3年のみ)。

では、1年だけの利用は不可能なのでしょうか。いいえ、実質的に1年利用を可能にする方法があります。それが「解約金フリープラン」を活用することです。

この「解約金フリープラン」は、契約期間自体は3年間ですが、契約時に申込金(月額利用料の5ヶ月分相当)を支払うことで、3年間の契約期間中、いつでも中途解約金が0円になるという非常に特徴的なプランです。

つまり、3年契約を結びつつ、1年(12ヶ月)が経過した好きなタイミングで解約を申し出ても、追加のペナルティ(中途解約金)が発生しないのです。これにより、「実質1年間」の利用が可能となります。

「解約金フリープラン」の仕組み

このプランは、将来的に解約する可能性のあるユーザーに向けた、いわば「解約権利付きプラン」です。最初に支払う申込金は、中途解約金を免除してもらうための費用と考えると分かりやすいでしょう。契約期間は3年ですが、利用者の都合に合わせて柔軟に返却時期を選べるのが最大の強みです。 (出典:KINTO公式サイト「中途解約について」

したがって、「1年だけKINTOを利用したい」という具体的なニーズに対しては、この解約金フリープランを契約し、12ヶ月が経過した時点で中途解約の手続きを行う、という方法が、現状のKINTOの仕組みにおける最も合理的で公式な回答となります。

KINTOを1年だけで利用する場合の月額料金シミュレーション

KINTOを1年だけで利用する場合の月額料金シミュレーション

「解約金フリープラン」を利用して1年間(12ヶ月)車に乗った場合、実際にかかる費用の総額はいくらになるのでしょうか。具体的なイメージを持っていただくために、データベース情報に基づき、人気のコンパクトSUV「ヤリスクロス(G GAS 1.5L 2WD)」を例にシミュレーションします。

ヤリスクロス(G GAS 1.5L 2WD)を12ヶ月利用した場合の費用シミュレーション
プラン名 解約金フリープラン
申込金(契約時) 222,750円 (月額5ヶ月分相当)
月額利用料 39,600円
12ヶ月分の月額利用料合計 475,200円 (39,600円 × 12ヶ月)
中途解約金(12ヶ月時点) 0円
未払いリース料(※) 39,600円~79,200円 (1~2ヶ月分)
12ヶ月利用時の総支払額(目安) 約737,550円 ~ 777,150円

このシミュレーションから分かる通り、12ヶ月間利用した場合の総支払額は、約74万円から78万円となります。月額料金(39,600円)だけを見ると安価に感じられますが、最初に支払う申込金(222,750円)が総額に含まれるため、1年利用の実質的な月額コストは約61,400円~64,700円(総額÷12ヶ月、未払いリース料含む)と考えることができます。

※注意点:「未払いリース料」の存在

シミュレーションで最も注意すべき項目が「未払いリース料」です。解約金フリープランは中途解約金が0円ですが、それとは別に、解約日以降に請求日が到来する月額利用料(1~2ヶ月分)は支払う必要があります。

これは、KINTOの料金支払サイクルと解約申し出のタイミングのズレによって発生するものです。例えば、毎月10日が支払日なのに、解約日が15日だった場合、すでに利用した期間の料金が翌月請求される、といったイメージです。契約開始日によって1ヶ月分か2ヶ月分かが決まるため、「中途解約金0円=解約時に一切支払いがない」わけではないことを強く認識しておく必要があります。

解約金フリープランを1年で利用するメリットとデメリット

解約金フリープランを1年で利用するメリットとデメリット

「1年だけ」という短期利用を前提として「解約金フリープラン」を選ぶ場合、そのメリットとデメリットを正確に理解しておくことが不可欠です。

メリット:解約金が明確(0円)であることの絶大な安心感

最大のメリットは、やはり「中途解約金が0円」であることに尽きます。一般的なカーリースでは、中途解約は原則禁止か、高額な違約金(残期間のリース料全額など)が請求されることが多いため、それに比べるとKINTOの仕組みは非常に明朗会計です。

「1年だけ」と決めていても、急な海外転勤や家庭の事情で、予定が早まり「10ヶ月で返却したい」となる可能性もゼロではありません。そのような不測の事態が発生しても、解約金フリープランであれば、解約金に関する追加の心配が一切不要です。この計画の柔軟性と精神的な安心感は、他のプランやサービスにはない大きな強みです。

デメリット:申込金が返金されず、実質コストが割高になる

一方で、最大のデメリットは、契約時に支払う「申込金(月額5ヶ月分相当)が一切返金されない」という点です。これは保証金(デポジット)ではなく、あくまで中途解約の権利を得るための「手数料」や「解約金の前払い」といった性質のものです。

そのため、1年で解約する場合、実質的には「申込金+12ヶ月分のリース料+未払いリース料」を支払うことになります。もし3年間満了まで乗り続けた場合と比較すると、1年あたりのコストはどうしても割高になります。「いつでも解約できる安心」を、申込金という形で先に支払うプランであると理解する必要があります。

「解約金フリープラン」は、解約する「権利」を申込金で買うイメージですね。1年きっかりで手放す計画が明確な方や、逆にいつ解約するかわからない不確定要素が多い方にとって、非常に合理的な選択肢と言えます。

初期費用フリープランを1年で解約すると解約金はいくら?

初期費用フリープランを1年で解約すると解約金はいくら?

では、比較対象として、もう一つの主要プランである「初期費用フリープラン」を1年(12ヶ月)で解約した場合はどうなるでしょうか。このプランは名前の通り初期費用が0円で始められる手軽さが魅力ですが、中途解約時には所定の解約金が発生します。

データベース情報によると、このプランは「6ヶ月毎の自動更新」を前提とした商品設計になっています。中途解約金は「残リース料」と「追加精算金」で構成されており、解約するタイミング(利用月数)によって金額が明確に定められています。

トヨタ車・3年契約の場合、利用期間が7ヶ月目~12ヶ月目の間に解約した場合、中途解約金は「月額利用料の4ヶ月分」と規定されています。

初期費用フリープラン(3年契約)を12ヶ月目で解約した場合

  • 中途解約金: 月額利用料 × 4ヶ月分
  • 未払いリース料: 月額利用料 × 1~2ヶ月分(※)

(※)未払いリース料は、解約金フリープランと同様に別途発生します。

この計算式を、先ほどと同じヤリスクロス(初期費用フリープラン:月額44,550円)に当てはめてみましょう。

  • 中途解約金(月額4ヶ月分): 178,200円 (44,550円 × 4ヶ月)
  • 未払いリース料(1~2ヶ月分): 44,550円 ~ 89,100円
  • 解約時に必要な合計精算金: 約222,750円 ~ 267,300円

この解約時精算金に加えて、当然ながら12ヶ月分の月額利用料(44,550円 × 12ヶ月 = 534,600円)も支払っています。したがって、12ヶ月利用した場合の総支払額は約757,350円 ~ 801,900円となります。

KINTOを1年未満で解約したい場合の注意点

KINTOを1年未満で解約したい場合の注意点

「1年だけ」の予定が早まり、例えば10ヶ月や、あるいは半年(6ヶ月)など、1年未満で解約したくなった場合の注意点を両プランで比較します。これは非常に重要なポイントです。

解約金フリープランの場合

このプランの強みが最大限に発揮されます。たとえ10ヶ月目であろうと、6ヶ月目であろうと、中途解約金は0円です。総支払額は「申込金+利用月数分のリース料+未払いリース料(1~2ヶ月分)」となり、解約タイミングによってペナルティが増えることはありません。利用期間が短いほど、月あたりの実質コストは高くなりますが、計算が非常に明瞭です。

初期費用フリープランの場合

非常に高額な解約金が発生するリスクがあり、最大限の注意が必要です。 初期費用フリープランの中途解約金は、前述の通り「6ヶ月単位」で階段状に設定されています。

トヨタ車・3年契約の場合の例:

  • 利用 1~6ヶ月目で解約: 中途解約金 10ヶ月分 (1ヶ月目で解約した場合) ~ 5ヶ月分 (6ヶ月目で解約した場合)
  • 利用 7~12ヶ月目で解約: 中途解約金 8ヶ月分 (7ヶ月目で解約した場合) ~ 4ヶ月分 (12ヶ月目で解約した場合)

契約直後の解約は絶対に避けるべき

初期費用フリープランは、契約期間を満了することを前提に月額料金が低減・平準化されています。そのため、1年未満、特に契約直後の1ヶ月目などで解約すると、月額利用料の10ヶ月分という、解約金フリープランの申込金(5ヶ月分)を遥かに上回る高額なペナルティが発生します。

1年未満での解約の可能性が少しでもある場合、または解約タイミングを「12ヶ月目ちょうど」のように正確に管理できる自信がない場合は、初期費用フリープランの選択は非常にリスクが高いと言わざるを得ません。

KINTOを1年だけの利用する場合の比較と注意点

  • 1年だけ乗るならどっち? 解約金フリープラン vs 初期費用フリープラン 比較
  • 「解約金フリープラン」の申込金は返金される?
  • KINTOを1年だけ利用する場合の審査は厳しい?
  • 1年で解約・返却する時の流れと手続き
  • 1年だけなら中古車もあり? KINTO Oneで中古車の選択肢
  • KINTO以外で1年だけ車に乗れるカーリース・サブスク比較
  • KINTOを1年だけ利用する最適な方法を総括

1年だけ乗るならどっち? 解約金フリープラン vs 初期費用フリープランを比較

1年だけ乗るならどっち? 解約金フリープラン vs 初期費用フリープランを比較

ここまで見てきたように、「1年だけ」の利用を前提とした場合、どちらのプランにも一長一短があります。ヤリスクロス(G GAS 1.5L 2WD)を「12ヶ月目ちょうど」に解約したと仮定して、総支払額を改めて比較してみましょう。

12ヶ月利用時(12ヶ月目で解約)の総支払額比較(ヤリスクロスG)
項目 解約金フリープラン 初期費用フリープラン
契約時の費用 申込金: 222,750円 初期費用: 0円
月額利用料 39,600円 44,550円
12ヶ月分の月額合計 475,200円 534,600円
12ヶ月目解約時の精算金 0円 + 未払いリース料(※) 178,200円 + 未払いリース料(※)
総支払額(未払いリース料除く) 697,950円 712,800円

(※)未払いリース料はどちらも同条件(1~2ヶ月分)で発生するため、純粋なプラン比較からは除外しています。

データベースのシミュレーションに基づくと、「12ヶ月目ちょうど」という特定のタイミングでピンポイントに解約する場合、解約金フリープランの方が総支払額はわずかに(この例では約1.5万円)安くなる結果となりました。

ただし、これはあくまで一例です。もし解約タイミングが「1年半(18ヶ月目)」であれば、初期費用フリープランの解約金は「3ヶ月分」にまで下がります。その場合、総支払額は逆転して初期費用フリープランの方がお得になる可能性が高いです。

【結論】プラン選択の分かれ道

  • 解約金フリープランがおすすめな人:
    • 「1年きっかり」または「1年未満」で解約する可能性が高い人。
    • 解約タイミングを細かく管理するのが面倒な人。
    • 契約時に申込金(月額5ヶ月分)を支払う資金的余裕がある人。
  • 初期費用フリープランがおすすめな人:
    • 1年(12ヶ月目)ではなく、「1年半(18ヶ月目)」や「2年(24ヶ月目)」など、6の倍数月で解約する計画が正確に立てられる人。
    • 初期費用0円で利用を開始したい人。
    • 1年未満で解約する可能性が絶対にない人。

「解約金フリープラン」の申込金は返金される?

「解約金フリープラン」の申込金は返金される?

この点は誤解が非常に多いため、改めて強調します。結論として、いかなる場合も申込金は返金されません。

KINTO公式サイトの「よくあるご質問」ページにも、「契約開始後は契約満了時や契約期間途中の解約時などいかなる場合においても、申込金の返金はいたしません。」と明確に記載されています。(出典:KINTO公式サイト「よくあるご質問」

この申込金は、賃貸住宅の敷金や保証金(デポジット)のように「預けておき、問題なければ戻ってくるお金」では全くありません。これは、中途解約金を0円にするための「手数料」であり、サービス利用料の一部です。

1年で解約しても、3年間満了しても、この申込金が戻ってくることはないため、実質的な「先払いの費用」として総額予算に組み込んでおく必要があります。

KINTOを1年だけ利用する場合の審査は厳しい?

KINTOを1年だけ利用する場合の審査は厳しい?

「1年だけ」という短期利用であっても、契約は3年プラン(解約金フリープラン)または3年/5年/7年プラン(初期費用フリープラン)を結ぶことになるため、他の契約期間と同様に所定の審査が必要です。

KINTOの審査は、主にトヨタグループの金融会社である「トヨタファイナンス株式会社」が担当します。WEB検索で得られる情報によれば、審査難易度は他のカーリース会社と比較して特別に厳しいわけではなく、一般的な自動車ローンやクレジットカードの審査と同程度とされています。

審査で重視されるのは、主に以下の点です。

  1. 安定した継続収入:「契約期間中、月額料金を滞りなく支払えるか」が最も重要です。WEB上の情報では、審査通過の一つの目安として「年収200万円以上」が挙げられることが多いようですが、これはあくまで目安であり、他の要素と総合的に判断されます。
  2. 信用情報(クレヒス):過去のクレジットカードやローンの支払履歴です。遅延や延滞、債務整理などの金融事故情報(いわゆるブラックリスト)が信用情報機関に登録されている場合、審査通過は非常に難しくなります。
  3. 他社からの借入状況:住宅ローンや他のローン、キャッシングなどの総額が年収に対して多すぎないかも考慮されます。

1年だけの利用だからといって審査が甘くなったり、逆に厳しくなったりすることはありません。あくまで契約プラン全体(例:3年契約)に対する支払い能力が審査されます。

審査が不安な場合の対処法

年収や勤続年数(例:転職直後など)に不安がある場合でも、一概に審査に通らないとは言えません。KINTOでは、WEBから気軽に申し込める「仮審査」(お試し審査)のような仕組みは用意されていないため、乗りたい車種を選んで「審査申込」をすることが、ご自身の状況で利用可能かを知る唯一の方法となります。

1年で解約・返却する時の流れと手続き

1年で解約・返却する時の流れと手続き

実際に1年(12ヶ月)で解約する場合、手続きはスムーズに進めたいものです。具体的な流れと、特に注意すべきスケジュール感を把握しておきましょう。

1. 解約の申し出(タイミングが最重要)

解約の第一歩は、契約者専用サイト「My KINTO」からの申し出です。ここで重要なのが「申し出可能な期間」で、プランによって異なります。

  • 解約金フリープラン: 中途解約希望日の「前々月」の1日~末日
    • 例:3月31日に解約したい場合 → 1月1日~1月31日の間に申し出る
  • 初期費用フリープラン: 中途解約希望日の3ヶ月前~30日前
    • 例:3月31日に解約したい場合 → 12月31日~3月1日の間に申し出る

特に解約金フリープランは申し出期間がタイトなため、カレンダーで管理し、忘れないようにすることが重要です。

2. 精算金の支払い

申し出が受理されると、支払うべき精算額が確定します。初期費用フリープランの場合は中途解約金が、両プラン共通で未払いリース料が発生します。これらの精算金は、原則として車両返却(解約日)までに支払いを完了させる必要があります。

3. 車両の返却

車両の返却は、中途解約希望日の1ヶ月前から中途解約希望日(当日)までの期間内に行います。返却先は、原則として契約時にお世話になった販売店(ディーラー)となります。

4. 車両状態の確認(原状回復費用の確定)

返却された車両は、販売店によって状態がチェックされます。この際、通常の使用による避けられない小さな傷や摩耗(例:飛び石、洗車傷)は問題になりません。

しかし、通常使用の範囲を超える大きな損傷(例:目立つ凹み、深い傷)、タバコのヤニ汚れやペットの強い臭い、許可されていない改造(穴あけなど)があった場合は、「原状回復費用」として追加の精算金(特約精算金)が請求される場合があります。

走行距離超過ペナルティにも注意

KINTOでは月間走行距離の上限が1,500kmと定められています。これは1年換算で18,000kmです。1年(12ヶ月)で解約する場合、この累計走行距離を超過していると、超過料金(トヨタ車は1kmあたり11円、レクサス車は22円)が原状回復費用とあわせて請求されます。日常的に長距離運転をする方は特に注意が必要です。

1年だけなら中古車もあり? KINTO Oneで中古車の選択肢

1年だけなら中古車もあり? KINTO Oneで中古車の選択肢

もし「1年だけ」の利用で、必ずしも新車である必要がない場合、「KINTO One 中古車」という選択肢も非常に魅力的です。ただし、ここにも「1年だけ」というニーズとは少し異なる点があります。

KINTOの公式サイトを確認すると、KINTO One 中古車の契約期間は「2年間」が基本となっています(2025年11月現在)。1年契約プランはありません。

しかし、中古車プランには新車プランにはない大きなメリットがあります。それは、「中途解約金が0円」である点です。さらに、新車の解約金フリープランと異なり、契約時の「申込金」も不要です。

KINTO One 中古車の特徴

  • 契約期間: 2年固定
  • 申込金: 不要
  • 中途解約金: 0円
  • 月額料金: 新車プランより安価に設定

つまり、2年契約を結び、もし1年で解約した場合でも、中途解約金は発生しません(ただし、新車プランと同様に「未払いリース料(1~2ヶ月分)」の支払いは必要となる可能性が高いです)。

新車にこだわりがなく、初期費用を抑えたい、かつ中途解約のリスクもヘッジしたいという方にとって、「中古車プランで2年契約を結び、1年で解約する」という方法は、総費用を最も安く抑えられる可能性のある選択肢と言えるでしょう。

KINTO以外で1年だけ車に乗れるカーリース・サブスク比較

KINTO以外で 1年だけ車に乗れるカーリース・サブスク比較

KINTOのプラン、特に「解約金フリープラン」がご自身の条件(初期費用として申込金が必要な点など)に合わない場合、もちろん他のカーリースサービスを検討するのも一つの有効な方法です。

KINTOが「3年契約を1年で中途解約する」という少し特殊な方法を提案しているのに対し、近年は需要の高まりを受け、「最初から1年契約」を正面から提供する短期カーリースやサブスクリプションサービスも複数存在します。これらのサービスは、新車だけでなく中古車を選べたり、1年単位で柔軟に契約できたりと、一見すると「1年だけ」というニーズに真正面から応えているように見えます。

しかし、契約形態やサービス内容がKINTOとは根本的に異なるため、比較する際には月額料金という表面的な数字だけでなく、以下の点を注意深く見極める必要があります。

KINTOと他社短期リースの一般的な比較
サービス KINTO(解約金フリープラン活用) 一般的な他社短期リース
契約期間 3年(を1年で中途解約) 1年から契約可能
初期費用 申込金(月額5ヶ月分) 0円、または別途設定
月額料金 比較的安価(※3年契約ベース) 長期契約より割高な傾向が強い
中途解約金 0円(申込金が実質負担) 契約期間内の解約は高額な違約金
任意保険 コミコミ(全年齢・等級不問) 含まれない(別途加入)場合が多い

月額料金と中途解約のリスク

まず、他社の「1年契約」プランは、KINTOの3年契約ベースの月額料金と比較して、月額料金自体が割高に設定されている傾向が強いです。これは、車両本体価格を5年や7年ではなく、1年という非常に短い期間で償却(費用回収)する必要があるため、当然の価格設定と言えます。

さらに重要なのが中途解約のリスクです。KINTOの解約金フリープランは、申込金(実質月額5ヶ月分)を支払うことで、1年未満であっても解約金0円が保証されます。一方で、他社の「1年契約」を結んだ場合、その1年という期間内(例えば10ヶ月目)で解約しようとすると、残りの期間分(2ヶ月分)のリース料全額や、高額な違約金を請求されることが一般的です。「1年契約」は、1年間きっかり利用することが大前提となっています。

最大の比較ポイント:任意保険料の扱い

他社サービスとの比較において、最も重要な判断基準となると言っても過言ではないのが「任意保険」の扱いです。

前述の通り、KINTOは全てのプランで、年齢や運転歴、事故歴(等級)に関わらず、対人・対物無制限、弁護士費用特約なども付いた充実した自動車保険料が月額料金にコミコミになっています。これは、トヨタグループとして大口契約を結ぶことによるスケールメリットを活かしているためで、利用者にとっては大きな安心材料です。

一方、他社のカーリースの多く(特に安価なプラン)は、月額料金に任意保険が含まれておらず、利用者自身が別途加入する必要があります。

この差が総支払額にどれだけ影響するかは、利用者の条件によって激変します。

任意保険料による総額の変動に注意

  • 保険料が高額になる人(例:21歳未満、新規契約の6等級)

    車両保険を含めると、任意保険料だけで月額1万円~数万円の追加出費となることも珍しくありません。この場合、KINTOの「保険コミコミ」の月額料金の方が、総額で安くなる可能性が非常に高くなります。

  • 保険料が安価な人(例:30歳以上、無事故で20等級)

    ご自身で加入する保険料が安く抑えられるため、保険別契約の他社リースを選んだ方が、総額が安くなる可能性があります。

「月額料金が安い」という表面的な数字だけで判断するのは非常に危険です。必ず「月額料金+ご自身で加入する場合の任意保険料」の総額でKINTOと比較しなければ、正しいコスト比較はできません。

その他の比較軸(メンテナンス・車種)

メンテナンス内容や選べる車種の幅も異なります。KINTOはタイヤ交換や定期点検、消耗品交換まで含まれるフルメンテナンスが基本です。他社では、メンテナンス内容をオプション(例:簡易的な点検のみのプラン、フルメンテナンスプラン)として利用者が選択する形式が多く、選ぶプランによって月額料金が変動します。

また、KINTOがトヨタ車・レクサス車・SUBARU車が中心であるのに対し、他社では国産全メーカーの軽自動車やコンパクトカー、あるいは輸入車まで幅広く取り扱っている場合があり、車種の選択肢は他社の方が多いケースもあります。

カーリース契約の注意点(公的機関の喚起)

カーリースは便利なサービスですが、契約内容、特に中途解約の条件や契約終了時の「残価精算」(※)の有無などは、事業者によって大きく異なります。独立行政法人国民生活センターも、自動車リース契約に関するトラブルについて注意喚起を行っています。(出典:独立行政法人国民生活センター「カーリースに関する消費者トラブルにご注意!」)契約書を隅々まで読み、不明点は必ず契約前に解消しておきましょう。

※KINTOは残価精算がない「クローズドエンド方式」のため、契約終了時に追加請求が発生する心配がありません。

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KINTOを1年だけ利用する最適な方法を総括

  • KINTOに1年契約専用プランは存在しない
  • 1年利用の選択肢は「解約金フリープラン」の1年(12ヶ月)時点での中途解約
  • 解約金フリープランは契約時に申込金(月額5ヶ月分相当)が必要
  • この申込金は、1年で解約しても満了しても返金されない
  • 「初期費用フリープラン」を1年で解約すると中途解約金(月額4ヶ月分+未払い料)が発生
  • ヤリスクラスの12ヶ月利用時総額比較では、解約金フリープランがやや有利な傾向
  • ただし18ヶ月目など「6の倍数月」解約なら初期費用フリープランが有利になる場合もある
  • 1年未満での解約リスクがあるなら、解約金0円の「解約金フリープラン」が安心
  • 審査難易度は一般的だが、安定収入(目安200万円)と信用情報が重要
  • 解約手続きは「My KINTO」から行い、申し出可能期間に注意
  • 解約時は車両返却と、損傷や走行距離超過による追加精算の可能性がある
  • 「KINTO One 中古車」は2年契約だが、申込金不要で中途解約金0円のメリットがある
  • 他社の1年リースは月額が割高で、任意保険が別料金のケースが多いため総額で比較が必要
  • KINTOは任意保険コミコミのため、保険料が高い人ほど1年利用でもメリットが出る
  • 結論として、1年だけなら「解約金フリープラン」で申込金を支払い、1年後に解約するのが最も計画的

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