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ハリアーとRAV4のリセールを徹底比較!3年後・5年後の価値は?

ハリアーRAV4リセール徹底比較!3年後・5年後の価値は?

「ハリアー RAV4 リセール」についてお悩みですね。トヨタの人気SUV、ハリアーとRAV4のどちらを選ぶか考える際、リセール重視で選ぶならハリアーかRAV4か?という点は非常に重要です。

この記事では、ハリアー vs RAV4 リセールバリュー直接対決!と題し、両車の価値を徹底的に比較します。

具体的な3年後 5年後のリセール率シミュレーション比較も行い、巷で聞かれる「RAV4のリセールは悪い」は本当か 噂の真相と理由についても深く掘り下げます。

また、リセールに強いハリアーの人気グレードと必須オプションや、リセールで損しないRAV4の人気グレードと推奨オプションを具体的に解説。

多くの方が悩む、ガソリン車とハイブリッド車、リセールで有利なのはどっち?という疑問や、リセールに影響大!ハリアー RAV4の人気ボディカラーTOP3も明らかにします。

さらに、新車価格差とリセールを考慮した「実質的な購入コスト」を算出し、維持費 燃費 税金 の比較とリセールへの影響も考察。

デザインや快適性も重要です。乗り心地と内装の高級感:価格差はリセールでどう反映される?という点や、海外での人気は国内リセールにどう影響する?といった専門的な視点まで、あなたの疑問をすべて解決します。

この記事のポイント

  1. ハリアーとRAV4の具体的なリセール率の差
  2. リセール価値を最大化するグレードとオプション
  3. パワートレインやボディカラーがリセールに与える影響
  4. 新車価格と維持費を含めた実質的なコストパフォーマンス

ハリアーとRAV4のリセールデータの徹底比較

  • ハリアー vs RAV4 リセールバリュー直接対決!
  • 3年後 5年後のリセール率シミュレーション比較
  • 「RAV4のリセールは悪い」は本当か 噂の真相と理由
  • 新車価格差とリセールを考慮した「実質的な購入コスト」
  • 維持費 燃費 税金 の比較とリセールへの影響
  • 乗り心地と内装の高級感:価格差はリセールでどう反映される?

ハリアー vs RAV4 リセールバリュー直接対決!

ハリアー vs RAV4 リセールバリュー直接対決!

トヨタのSUVを選ぶ際、ハリアーとRAV4は常に比較対象となりますが、リセールバリュー(再販価値)においては明確な傾向が存在します。

結論から言えば、総合的なリセールバリューはハリアーがRAV4を上回る傾向にあります。この差を生む最大の要因は「ブランドイメージ」です。ハリアーは1997年の初代登場以来、「高級都市型SUV」という、それまで国内になかった独自のジャンルを開拓し、確固たる地位を築き上げました。この強力なブランドイメージが、中古車市場でも「ハリアーに乗りたい」という強い指名買いを生み出し、相場全体を高値で維持させています。

一方のRAV4も、リセールが低いわけでは決してありません。特に現行の50系は、タフでアグレッシブなデザインコンセプトが市場に受け入れられ、高い人気を誇ります。ただし、RAV4のリセールには「グレードによって価値が大きく変動する」という顕著な特徴があります。アクティブなイメージを体現する「アドベンチャー」系グレードは、時としてハリアーを凌駕するほどの驚異的なリセールを記録することがあります。しかし、ベースグレードの「X」などは、中古車市場での需要が「アドベンチャー」系に集中するため、比較的落ち着いた相場になりがちです。

安定した高いリセールバリューを最優先するならばハリアー、そして特定の人気グレード(アドベンチャー)を選んで最大のリターンを狙う戦略ならばRAV4、というのが現状の評価と言えるでしょう。

3年後 5年後のリセール率シミュレーション比較

3年後 5年後のリセール率シミュレーション比較

リセールバリューを具体的に把握するため、経過年数ごとの残価率(新車価格に対する買取価格の割合)を見てみましょう。中古車としての価値は、新車登録から3年後の初回車検時、そして5年後の2回目車検時が大きな変動ポイントとなります。

ここでは、人気グレード同士の残価率(一例)を比較します。

経過年数 ハリアー (G / ガソリン) RAV4 (G / ガソリン) 備考
3年後 約92% 約68% ハリアーの圧勝傾向
5年後 約66% (旧エレガンス) 約69% (G“Z package”) RAV4の人気グレードが健闘

上記の表はあくまで一例ですが、市場の傾向をよく表しています。3年後の短期売却ではハリアーが圧倒的に有利なデータが出ています。ハリアーの「G」グレード(新車価格約352万円)が3年後でも約325万円(残価率92%)という、異常とも言える高い数値を維持している事例があります。これに対し、RAV4の標準的な「G」グレード(新車価格約366万円)は約250万円(残価率68%)と、大きな差がつくケースが見られます。

この理由は、ハリアーが持つ「新型高級車」としての鮮度とブランド力が、3年という短期間ではほとんど薄れないためと考えられます。

しかし、5年後のデータを見ると状況が変わります。RAV4のスポーティグレード「G“Z package”」が約69%の残価率を維持する一方、ハリアーの旧人気グレード「エレガンス」が約66%と、RAV4が逆転する結果も見られます。これは、RAV4の人気グレードが持つ「タフで壊れない」という実用的なイメージと、海外市場での需要が5年経過後も強く下支えするため、価値が落ちにくいことを示しています。

補足:RAV4のグレードによる「異常値」

RAV4はグレードによるリセール差が非常に激しい車種です。特筆すべきは「アドベンチャー」グレードや「G“Z package”」で、これらは中古車市場での需要が供給を上回り、3年落ちでも残価率が100%を超える(=新車価格より高く売れる)という異常事態も頻繁に報告されています。したがって、RAV4のGグレードの数値だけを見て「RAV4はリセールが悪い」と判断するのは早計です。

「RAV4のリセールは悪い」は本当か 噂の真相と理由

「RAV4のリセールは悪い」は本当か 噂の真相と理由

「RAV4のリセールは悪い」という噂を耳にすることがありますが、これは半分正解で半分誤解と言えます。この噂が流れる背景には、主に2つの理由が考えられます。

1. 比較対象が「ハリアー」であること

RAV4のリセールバリューは、他の多くの国産SUV(例えば他メーカーの同クラス車種)と比較すれば、十分に高い水準にあります。しかし、比較対象が常にリセール最強格の「ハリアー」であるため、相対的に「悪い」と見えてしまう側面があります。ハリアーのブランド力が強すぎるため、RAV4の価値が過小評価されてしまうのです。

2. グレードによる格差が激しいこと

これが最大の理由です。前述の通り、RAV4はグレードによってリセールの評価が天と地ほど変わります。 オフロード志向の「アドベンチャー」やスポーティな「G“Z package”」は、リセールが驚異的に高いです。一方で、エントリーグレードの「X」や標準の「G」は、主な購買層が「アドベンチャー」系に流れるため、中古車市場での需要が分散し、リセールも比較的落ち着いた相場になります。この格差を知らずに「X」グレードの相場だけを見ると、「RAV4はリセールが悪い」という印象を持ってしまう可能性があります。

また、国内の販売台数を見ても、ハリアーがRAV4を大きく上回る月が続く時期がありました。(参考:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 統計データ)こうした国内市場での人気の差が、「ハリアーの方が人気=リセールも高い」というイメージに繋がり、噂の一因となっているとも考えられます。

結論として、「アドベンチャー」系を選べばRAV4のリセールはハリアーに匹敵、あるいはそれ以上に非常に良いです。しかし、それ以外のグレードを選ぶとハリアーに軍配が上がるケースが多い、というのが真相に近いでしょう。

新車価格差とリセールを考慮した「実質的な購入コスト」

車を購入する際、新車価格(イニシャルコスト)だけを見るのではなく、売却時のリターン(リセール)を差し引いた「実質的な購入コスト」で考えることが非常に賢明です。

ここで、3年後に売却した場合の実質コストを、あくまで一例としてシミュレーションしてみましょう。

3年後の実質購入コスト試算 (一例)

ケース1:ハリアー G (ガソリン)

  • 新車価格:約352万円
  • 3年後買取相場:約325万円 (残価率 約92%)
  • 実質負担額 (3年間):約27万円

ケース2:RAV4 G (ガソリン)

  • 新車価格:約366万円
  • 3年後買取相場:約250万円 (残価率 約68%)
  • 実質負担額 (3年間):約116万円

この試算では、驚くべきことに新車価格が約14万円安いハリアーの方が、リセールバリューが非常に高いため、3年間の実質的な負担額がRAV4(Gグレード)よりも約89万円も安くなるという結果となりました。

注意:RAV4のアドベンチャーは「規格外」

この試算は、あくまで「G」グレード同士の比較です。もしRAV4の「アドベンチャー」(新車価格 約371万円)を選び、3年後の残価率が102%(買取価格 約378万円)だった場合、実質負担額はマイナス7万円、つまり「乗ったのにお金が増えた」という規格外の結果になる可能性も秘めています。

どのグレードを選ぶかによって、実質コストは天と地ほど変わることを強く認識しておく必要があります。

維持費・燃費・税金の比較とリセールへの影響

リセールだけでなく、所有期間中の維持費もトータルコストに影響します。特に燃費と税金は重要な比較ポイントです。

まず税金面ですが、自動車税(種別割)は両車とも2.0Lガソリン(1,986cc)または2.5Lハイブリッド(2,487cc)で共通のため、年額の差はありません。自動車重量税についても、車両重量がほぼ同クラスのため、新車購入時や車検時の費用に大きな差は生じません。

一方、燃費(WLTCモード)にはわずかながら違いがあります。ここではトヨタ公式サイトの主要諸元表を基に比較します。

パワートレイン (Gグレード・4WD/E-Four比較) ハリアー RAV4 備考
ガソリン車 (4WD) 14.7 km/L 15.2 km/L RAV4が僅かに優勢
ハイブリッド車 (E-Four) 21.6 km/L 20.6 km/L ハリアーが僅かに優勢

(参考:トヨタ自動車 ハリアー主要諸元表RAV4主要諸元表

ガソリン車ではRAV4、ハイブリッド車ではハリアーが僅かに燃費性能で上回ります。例えば、年間1万km走行し、ガソリン価格を170円/Lと仮定すると、ガソリン車(4WD)の年間燃料代の差は約3,000円程度(ハリアー約11.5万円、RAV4約11.2万円)となり、その差はごくわずかです。

この程度の維持費の差は、リセールバリューの差額(数十万円単位)と比較すれば微々たるものです。維持費(燃費)がリセールに与える影響は限定的であり、基本的にはデザイン、ブランド力、そしてグレードの人気の方がリセールにはるかに強く影響します。

乗り心地と内装の高級感:価格差はリセールでどう反映される?

ハリアーとRAV4は、同じGA-Kプラットフォームを共有する兄弟車ですが、そのキャラクターと乗り味は大きく異なります。

ハリアーは、徹底して「高級・快適」な都市型SUV路線を追求しています。内装には、馬の鞍をモチーフにした幅広のセンターコンソールや、ダッシュボード、ドアトリムにまで上質なソフトパッドやレザー調素材がふんだんに使われています。また、遮音材や吸音材も効果的に配置され、ロードノイズやエンジン音の侵入が巧みに抑えられており、静粛性が非常に高いのが特徴です。乗り心地も、路面からの突き上げをマイルドにいなす、しなやかなセッティングです。この「高級車に乗っている」という明確な満足感こそが、中古車市場でも高く評価され、リセールバリューに直結しています。

一方、RAV4は「タフ・実用的」なSUVとしての個性が際立ちます。内装は機能性を重視し、エアコンのダイヤルやスイッチ類は手袋をしていても操作しやすい大型のものが採用されています。アドベンチャーグレードでは専用の合成皮革シートが採用されますが、ハリアーのような「艶やかさ」とは異なる、道具としての「タフネス」を感じさせるデザインです。乗り心地はハリアーに比べるとやや硬めで、路面の情報をドライバーにしっかり伝えるスポーティな味付けです。

両車の新車価格差(ハリアーの方が高価な傾向)は、そのまま内装の質感と快適性の差として明確に現れています。そして中古車市場では、「高級感と快適性」を求める層がハリアーを選び、「アクティブな道具感と走破性」を求める層がRAV4を選ぶという、明確な棲み分けが成立しています。

結論として、ハリアーの価格の高さは、その高級な内外装と快適な乗り心地に対する正当な対価であり、中古車市場でもその価値が強く認められているため、高いリセールとして反映されているのです。


ハリアーとRAV4のリセールを最大化する購入術

  • リセールに強いハリアーの人気グレードと必須オプション
  • リセールで損しないRAV4の人気グレードと推奨オプション
  • ガソリン車とハイブリッド車、リセールで有利なのはどっち?
  • リセールに影響大!ハリアー RAV4の人気ボディカラーTOP3
  • 海外での人気は国内リセールにどう影響する?
  • ハリアー RAV4 リセールを踏まえ た総括

リセールに強いハリアーの人気グレードと必須オプション

リセールに強いハリアーの人気グレードと必須オプション

ハリアーのリセール価値を最大化するには、購入時のグレードとオプションの選択が極めて重要です。人気のないグレードやオプションを選んでしまうと、売却時に数十万円の差がつくことも珍しくありません。

最強グレードは「Z」または「G」

ハリアーで最もリセールに強いのは、上級グレードの「Z」、または中間の「G」です。特に「Z」は、12.3インチの大型ナビやプロジェクター式LEDヘッドランプなどの豪華装備が標準で備わり、価格とのバランスが最も優れています。中古車市場での需要が最も高い、まさに鉄板グレードです。 最上級の「Z “Leather Package”」も本革シートで人気ですが、新車価格がさらに上がるため、売却額は高くとも「残価率」で見ると標準の「Z」や「G」に軍配が上がることもあります。

エントリーの「S」もリセールは決して悪くありません。しかし、中古車でハリアーを探す層は「ハリアーならではの高級感」を求める傾向が非常に強いため、装備が簡素化された「S」よりも豪華な「G」以上を指名するケースが圧倒的です。リセールを考えるなら「G」以上を選んでおくのが最も安全な選択と言えます。

必須級!リセールを爆上げするメーカーオプション

ハリアーのリセールを語る上で、他の車種にはない特別なオプションが存在します。それが「調光パノラマルーフ」(PHEV除くZ、Gに設定)です。

これは、スイッチ一つでガラスルーフの透過・遮光を瞬時に切り替えられる装備で、まさにハリアーの高級感を象徴するオプションです。新車時価格は約20万円と高額ですが、中古車市場ではこれがあるだけでプラス20万円以上の査定額アップが期待できるため、実質無料で装着できる、あるいはそれ以上のリターンが見込める「必須オプション」となっています。

次点で人気なのが、メーカーオプションのコネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオ(12.3インチ)です(Zグレードは標準装備)。大型画面は中古車としての「見栄え」が格段に良くなるため、高価買取の条件となります。

ハリアーを購入する際は、「G」以上のグレードで「調光パノラマルーフ」を付けること。これがリセールを最大化する鉄則と覚えておきましょう。

リセールで損しないRAV4の人気グレードと推奨オプション

リセールで損しないRAV4の人気グレードと推奨オプション

RAV4はハリアー以上に、グレード選択がリセール価値を劇的に左右します。損をしないためには、選ぶべきグレードはほぼ決まっていると言っても過言ではありません。

一択!「アドベンチャー」系を狙え

RAV4でリセールを最優先するなら、「アドベンチャー」グレード一択です。専用のフロントグリルやバンパー、ルーフレールなどを備えたタフな外観が、現行RAV4のコンセプトを最も強く体現しており、国内外で絶大な人気を誇ります。

特に、専用サスペンションや18インチオールテレインタイヤを装備した「アドベンチャー “OFFROAD package Ⅱ”」は、その最強のルックスから中古車市場でプレミア化しており、3年後でも残価率100%超えを狙える最強のグレードです。

次点として、オンロードでのスポーティさを高めた専用4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を搭載する「G“Z package”」も高いリセールを維持しています。

逆に、エントリーの「X」や標準の「G」は、「アドベンチャー」系の影に隠れがちです。これらのグレードのリセールが低いわけではありませんが、「アドベンチャー」が強すぎるため、リセール重視なら積極的な選択肢にはなりにくいのが現状です。

RAV4で付けておきたいオプション

RAV4のリセールをさらに高めるオプションは以下の通りです。

  • パノラマムーンルーフ(または電動ムーンルーフ) ハリアーほどではありませんが、SUVの開放感を高める装備として人気があり、リセールで元が取れる可能性が高いオプションです。
  • パノラミックビューモニター 車体の大きいSUVでは必須の安全装備として、中古車市場でも強く求められます。
  • モデリスタやTRDなどの純正エアロパーツ RAV4のアクティブな個性をさらに強めるエアロは、他車との明確な差別化要因となり、プラス査定が大きく期待できます。

ガソリン車とハイブリッド車、リセールで有利なのはどっち?

ガソリン車とハイブリッド車(HV)のどちらがリセールで有利かは、非常に悩ましい問題です。これは「売却するタイミング」「何を基準にするか」によって答えが変わります。

結論として、3年程度の短期売却で「残価率」を最重視するならば、「ガソリン車」が有利になる傾向があります。

理由は、新車時の価格差です。ハイブリッド車はガソリン車に比べて約60万円程度高価ですが、3年後の売却査定額で、その60万円の価格差を完全には埋められないケースが多いためです。「売却額」自体はハイブリッドの方が高いものの、「新車価格に対する割合(=残価率)」で計算すると、ガソリン車の方が高くなるのです。

例えば、ハリアーの3年落ちデータでは、ガソリン車の「G」が残価率83.8%であるのに対し、ハイブリッド車の「Z」や「Zレザー」は71%~73%程度となっています。RAV4でも、ガソリンのアドベンチャー(残価率100%超え)に対し、ハイブリッドのアドベンチャー(残価率84%程度)と、ガソリン車の方が高い残価率を記録しています。

長期保有や市場動向で逆転も

これはあくまで短期売却での「残価率」の話です。5年、7年と長く乗る場合は、ハイブリッド車の燃費の良さ(維持費の安さ)が、ガソリン車との新車価格差(約60万円)を上回る可能性があります。

また、昨今のようなガソリン価格の歴史的な高騰が続いた場合は、中古車市場で「燃費の良いハイブリッド車」の需要が急激に高まり、リセールが逆転することもあり得ます。ご自身の走行距離や保有年数を考慮して判断することが重要です。

リセールに影響大!ハリアー RAV4の人気ボディカラーTOP3

リセールに影響大!ハリアー RAV4の人気ボディカラーTOP3

ボディカラーは、リセールバリューに10万円から20万円単位で影響を与える非常に重要な要素です。個性を出すのも車の楽しみ方の一つですが、リセールを最優先するなら選ぶべきカラーは決まっています。

両車に共通する鉄板カラーは、やはり「白(パール系)」と「黒(ブラック系)」です。

第1位:プラチナホワイトパールマイカ (メーカーオプション)

リセール最強カラーです。年代や性別を問わず最も需要が高く、清潔感と高級感を両立できるため、中古車市場で最も早く売れる色とされています。新車時は33,000円の有料色ですが、売却時のプラス査定でオプション代金以上のリターンが期待できるため、実質的に最もお得な色と言えます。

第2位:ブラック系 (プレシャスブラックパール / アティチュードブラックマイカ)

ホワイトパールと人気を二分するのがブラック系です。高級感があり、車体が引き締まって見えるため根強い人気があります。傷や汚れが目立ちやすいというデメリットはありますが、それを補って余りあるリセールの安定感があります。プレシャスブラックパール(有料色)の方がより深みのある黒として評価が高い傾向にあります。

第3位:【RAV4限定】アーバンカーキ

ハリアーには設定がありませんが、RAV4のアドベンチャーグレード専用色「アーバンカーキ」は、白・黒に匹敵、あるいはそれを上回るほどの絶大な人気を誇ります。RAV4のオフローダーとしてのイメージと完璧にマッチしており、この色を指名して探すユーザーも多いため、リセールはトップクラスです。アドベンチャーを選ぶなら、この色は最有力候補となります。

リセールを最優先するなら、ハリアーは「白」か「黒」。RAV4(アドベンチャー)は「白」「黒」または「アーバンカーキ」の3択で間違いありません。赤や青などの個性的な色は、買い手が限定されるため、リセールでは不利になる傾向があります。

海外での人気は国内リセールにどう影響する?

トヨタ車のリセールバリューを語る上で、「海外需要」は絶対に切り離せない要素です。国内では価値が低いとされる「低年式(7年落ち、10年落ち)」「多走行(10万km超え)」の車であっても、海外では「信頼のトヨタ車」として高値で取引されるケースが非常に多いです。

この強力な海外需要が、国内の中古車買取相場全体を強力に下支えしています。

特にハリアーとRAV4は、海外でも非常に人気の高いモデルです。

各車種の主な輸出先と人気

  • ハリアー 主にマレーシアなどのアジア圏で「高級SUV」として絶大な人気があります。左ハンドル圏ではないマレーシアなどでは、日本仕様の右ハンドル車がそのまま高く評価されます。国内で人気が落ちる5年落ち、7年落ちといったタイミングでも、この海外輸出ルートがあるため相場が大きく崩れません。
  • RAV4 北米、ロシア、そしてマレーシアなど、非常に幅広い地域で人気です。特に北米市場ではトヨタの最量販車種となるほどの人気ぶりです。また、マレーシアではRAV4(ガソリンモデル)の輸出需要が特定の時期に高まることがあり、そのタイミングでは国内相場が異常高騰することもあります。

海外での圧倒的な人気があるからこそ、ハリアーとRAV4は長期間にわたって価値が下がりにくいのです。私たちが新車で購入する際、数年後のリセールを安心して期待できるのは、この強力なグローバル需要のおかげとも言えます。

ハリアーとRAV4のリセールを踏まえた総括

  • ハリアーとRAV4のリセールに関する情報を、購入ガイドとして総まとめします。
  • 総合的なリセールはハリアーがRAV4を上回る傾向
  • ハリアーは「高級都市型SUV」としてのブランド力が強み
  • RAV4は「アドベンチャー」系のリセールが突出して高い
  • 3年後の短期売却ではハリアーが有利なデータが多い
  • 5年後ではRAV4の人気グレードがハリアーを逆転するケースもある
  • 「RAV4のリセールが悪い」は誤解でグレードによる格差が大きい
  • 実質コストはリターン額で逆転しハリアーが有利になることも
  • RAV4アドベンチャー系は実質コストが0円になる可能性も秘める
  • 燃費や税金などの維持費は両車ほぼ同等でリセールへの影響小
  • 内装の高級感や乗り心地はハリアーが優勢でリセールにも反映
  • ハリアーは「G」以上、オプションは「調光パノラマルーフ」が必須
  • RAV4は「アドベンチャー」一択、オプションは「ムーンルーフ」
  • 短期売却ならガソリン車がハイブリッド車より有利な傾向
  • 人気カラーは「白(パール)」と「黒」が鉄板
  • RAV4アドベンチャーのみ「アーバンカーキ」も最強カラー
  • ハリアー(アジア)もRAV4(北米・ロシア等)も海外需要がリセールを下支え

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