マツダの人気コンパクトSUV、CX-3とCX-30。街中で見かける機会も多いこの2台ですが、デザインが似ていることもあり「具体的にどちらが良いのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。CX-3 と CX-30 乗る なら どっちが自分のライフスタイルに合っているのか、購入してから後悔しないためにも、その違いをしっかり理解したいですよね。CX-30 CX-3 サイズ比較から始まり、CX-3 CX-30 後部座席の広さや使い勝手、さらにはCX-3とCX-30 違いの核心である基本設計まで、気になる点は多岐にわたります。また、一回り大きなCX-5 と CX-30 乗るなら どっちが良いのかという疑問や、今からCX-3 買うなら中古車が中心となる現状、CX-3 CX-30 維持費やCX-3 CX-30 燃費といった経済性の比較も重要です。この記事では、CX-30 中古市場の動向や、購入後にCX-30 だまさ れる な 失敗を避けるための注意点、両車の走行性能 比較、そしてそれぞれのメリット・デメリットまで、あらゆる角度から徹底的に解説します。この記事を最後まで読めば、あなたにとって最適な一台がどちらなのか、明確な答えが見つかるはずです。
この記事のポイント
- CX-3とCX-30のボディサイズや室内の広さの違い
- 後部座席の実際の使い勝手や快適性
- 燃費や税金など年間の維持費の具体的な差
- 購入後に後悔しないための各モデルの長所と短所
CX-3とCX-30乗るならどっち?基本スペックで比較
- 根本的なCX-3とCX-30 違い
- サイズ比較と注意点
- 後部座席はどちらが快適か
- 走りはどう違う?両車の走行性能 比較
- CX-3とCX-30の燃費と年間の維持費
根本的なCX-3とCX-30 違い
CX-3とCX-30、この2台の最も大きな違いは、クルマの土台となる基本骨格(プラットフォーム)の世代が異なる点にあります。言ってしまえば、見た目は似ていても設計思想や乗り味の根幹が全くの別物なのです。
具体的には、2015年に登場したCX-3は、コンパクトカーのMAZDA2(旧デミオ)をベースとしています。これはマツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」の第6世代技術で設計されており、軽量なボディを活かした人馬一体感のある軽快な走りが魅力です。
一方、2019年に登場したCX-30は、MAZDA3をベースとしており、こちらは新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を全面的に採用した第7世代のモデルです。人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを目指して開発されており、乗り心地の滑らかさ、車内の静粛性、そして内外装の質感など、多くの面でCX-3よりも進化しているのが特徴と言えるでしょう。(参考:マツダ オフィシャルサイト|技術開発の取り組み)
つまり、CX-3は「デミオベースの軽快なコンパクトSUV」、CX-30は「MAZDA3ベースの上質さを追求した新世代SUV」と考えると、その立ち位置の違いが分かりやすいですね。この世代の違いが、後述する走りや快適性のあらゆる部分に大きな影響を与えています。
このため、両車を比較する際は、単なるサイズの大小だけでなく、「世代が違う」という根本的な前提を理解しておくことが、後悔しないクルマ選びの第一歩となります。
サイズ比較と注意点
CX-3とCX-30は、どちらもコンパクトSUVに分類されますが、実際のサイズには明確な差があります。この差が、室内空間の広さや荷室の使い勝手に直結するため、購入前には必ず確認しておきたいポイントです。具体的な数値を下の表で比較してみましょう。
比較項目 | マツダ CX-30 | マツダ CX-3 | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,395mm | 4,275mm | +120mm |
全幅 | 1,795mm | 1,765mm | +30mm |
全高 | 1,540mm | 1,550mm | -10mm |
ホイールベース | 2,655mm | 2,570mm | +85mm |
室内長 | 1,830mm | 1,810mm | +20mm |
室内幅 | 1,490mm | 1,435mm | +55mm |
室内高 | 1,210mm | 1,210mm | 同じ |
荷室容量(VDA) | 430L | 350L | +80L |
最小回転半径 | 5.3m | 5.3m | 同じ |
このように、CX-30はCX-3よりも全長で12cm、全幅で3cm大きくなっています。特に室内空間の広さに影響するホイールベースが85mmも長い点は見逃せません。この余裕が、後部座席の足元スペースの広さに繋がり、長距離移動の快適性を大きく左右します。また、荷室容量も80Lの差があり、これはスーツケース1個分に相当する大きな違いです。
都市部での使い勝手は互角
サイズはCX-30の方が大きいですが、注目すべきは全高です。両車ともに1,550mm以下に抑えられており、都市部で多い機械式の立体駐車場に対応できる点は共通のメリットです。これはSUVとしては低めの設定で、マツダのこだわりが感じられる部分です。また、小回りの利きやすさを示す最小回転半径も同じなので、全幅が3cm広いことに慣れれば、運転感覚はCX-3と大きく変わらないと感じるでしょう。
後部座席はどちらが快適か
前述の通り、ボディサイズの違いが最も顕著に現れるのが、後部座席の居住性です。結論から言うと、後部座席に人を乗せる機会が多いのであれば、CX-30を選ぶ方が圧倒的に快適であり、後悔のない選択となるでしょう。
CX-3の後部座席は、ベースとなったMAZDA2の影響もあり、大人の男性が長時間座るには正直なところ窮屈に感じるかもしれません。膝周りのスペース(レッグスペース)や足元の広さに余裕がなく、ひと回り小さいはずのダイハツ ロッキー/トヨタ ライズよりも狭いと感じるという声もあるほどです。短距離の移動なら問題ありませんが、大人4人での長距離ドライブでは同乗者から不満が出る可能性があります。
一方でCX-30は、ホイールベースの長さを活かして後部座席の足元空間に十分な余裕を確保しています。さらに、後席の着座位置を前席より少し高く、そして内側に配置することで、前方の見晴らしを良くして開放感を高める工夫がされています。室内幅もCX-3より55mm広いため、横方向の圧迫感も少なくなっています。頭上空間も巧みに設計されており、クーペ風の流麗なデザインながらも窮屈さを感じさせません。
利用シーンで選ぶのが正解
常に1人か2人でしか乗らない、後部座席は緊急用か荷物置き場と割り切れる、という方であればデザイン性の高いCX-3でも十分満足できます。しかし、小さなお子さんを乗せるファミリー層や、友人・知人を乗せて出かけることが多いのであれば、迷わずCX-30を選ぶことを強くおすすめします。チャイルドシートを設置した際の圧迫感の少なさや、乗り降りのしやすさにおいても、CX-30の広さが大きなアドバンテージとなります。
走りはどう違う?両車の走行性能 比較
プラットフォームの世代が違うため、CX-3とCX-30の走り味は大きく異なります。どちらが良いというよりも、どのような走りを好むか、何を重視するかで評価が大きく変わる部分です。
CX-3:軽快でダイレクトなスポーティーな走り
CX-3は、車重が軽く、コンパクトなボディを活かしたキビキビとした軽快なハンドリングが最大の魅力です。ドライバーの操作に対してクルマが素直に反応するため、街中を俊敏に走り抜ける感覚や、カーブが続く道をリズミカルに駆け抜ける楽しさを味わえます。特にディーゼルエンジンモデルは、低速から力強いトルクを発揮するため、ストップ&ゴーの多い市街地でもストレスなく運転できるでしょう。まさに「人馬一体」の思想の根幹にある「走る歓び」をダイレクトに感じられる一台です。
CX-30:上質で洗練された安定感のある走り
CX-30は、新世代プラットフォームの恩恵を受け、非常に滑らかで落ち着いた乗り心地を実現しています。路面の細かな凹凸をしなやかにいなし、車内への騒音の侵入も巧みに抑えられているため、長距離を運転しても疲れにくいのが特徴です。これは、サスペンション構造の進化や遮音材の効果的な配置によるもので、静粛性はクラストップレベルと言えます。高速道路での直進安定性も抜群で、まるでワンランク上の欧州車に乗っているかのような上質感を味わうことが可能です。
このように言うと、CX-3の乗り心地が悪いように聞こえるかもしれませんが、2018年の大幅な商品改良でサスペンションやシートが見直され、乗り心地は大きく改善されています。ただ、クルマ全体の洗練度や静粛性といった「快適性の質」においては、やはり新しいCX-30に明確なアドバンテージがあると言わざるを得ません。
CX-3とCX-30の燃費と年間の維持費
クルマを所有する上で気になるのが、燃費や税金などの維持費です。ここでは、現在中古車市場で主流となっているモデルの燃費(WLTCモード)と、年間の自動車税について比較します。
燃費性能の比較
CX-3の主流は1.5Lガソリンと1.8Lディーゼル、CX-30は2.0Lガソリン(マイルドハイブリッド)と1.8Lディーゼルです。一般的に、排気量が小さく車重も軽いCX-3の方が燃費が良い傾向にあります。具体的な数値は、国土交通省が公表している燃費値でも確認できます。
- CX-3(1.5Lガソリン/2WD): 17.0km/L
- CX-30(2.0Lガソリン/2WD): 16.2km/L
- CX-3(1.8Lディーゼル/2WD): 20.0km/L
- CX-30(1.8Lディーゼル/2WD): 17.4km/L
※上記は代表的なグレードの燃費であり、年式や駆動方式により異なります。
ディーゼルモデルは燃料が軽油のため、ガソリンよりも1Lあたりの価格が安く、燃料費を抑えられるメリットがあります。高速道路を多用する方や年間走行距離が長い方は、車両価格の差を考慮してもディーゼルモデルを選ぶと経済的な恩恵を受けやすいでしょう。
年間の自動車税
自動車税(種別割)はエンジンの総排気量によって決まります。CX-3とCX-30では、搭載されるガソリンエンジンの排気量が異なるため、年間の税額に差が出ます。(出典:総務省|2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります)
- CX-3(1.5Lガソリン): 30,500円(1.0L超~1.5L以下 ※2019年10月1日以降初回登録の場合)
- CX-30(2.0Lガソリン): 36,000円(1.5L超~2.0L以下 ※同上)
- 両車共通(1.8Lディーゼル): 36,000円(1.5L超~2.0L以下 ※同上)
このように、CX-3の1.5Lガソリンモデルは、税金の面で年間5,500円安くなります。燃費と税金を総合的に考えると、街乗り中心で少しでも経済的な負担を減らしたいならCX-3の1.5Lガソリンモデルが最も魅力的です。
後悔しない!CX-3とCX-30乗るならどっちかの選び方
- CX-3とCX-30のメリットとデメリット
- 今からCX-3 買うなら知っておきたいこと
- CX-30の中古車選びで失敗しない方法
- CX-30購入でだまさ れる な!注意点
- CX-5 と CX-30 乗るなら どっち?
CX-3とCX-30のメリットとデメリット
これまで解説してきた内容を基に、両車のメリットとデメリットを改めて整理します。どちらの長所と短所がご自身の使い方や価値観に合っているか、最終判断の参考にしてください。
マツダ CX-3
メリット
- 取り回しの良さ:全長が短くコンパクトなため、狭い道や駐車場でも運転しやすい。
- 軽快な走り:車重の軽さを活かしたキビキビとしたスポーティーな走り味は大きな魅力。
- コストパフォーマンス:中古車市場で価格がこなれており、非常に手に入れやすい。
- 経済性:1.5Lガソリンモデルは燃費も良く、自動車税も安く維持費を抑えられる。
デメリット
- 室内の狭さ:後部座席や荷室が狭く、大人4人での長距離移動やファミリーユースには不向き。
- 設計の古さ:第6世代プラットフォームのため、乗り心地の快適性や静粛性は最新モデルに劣る。
- 入手方法:新車での生産が終了しているため、中古車から選ぶしかない。
マツダ CX-30
メリット
- 上質な乗り心地:新世代技術による滑らかで快適な乗り心地と、クラスを超えた高い静粛性。
- 十分な室内空間:大人でも快適にくつろげる後部座席と、実用的な広さの荷室容量。
- 質感の高さ:内外装のデザインや素材の質感が非常に高く、所有する満足感がある。
- 先進性:最新の安全装備や、大型で見やすいインフォテインメントシステムを搭載。
デメリット
- 価格:CX-3に比べて新車・中古車ともに車両価格が高い。
- 視界:流麗なデザインを優先しているため、後方視界がやや狭く、斜め後方に死角を感じやすい。
- 絶対的な広さ:同クラスのホンダ・ヴェゼルなどと比較すると、室内空間がややタイトに感じる場合がある。
今からCX-3 買うなら知っておきたいこと
CX-3は、2022年に日本国内での新車生産を終了しています。そのため、今からCX-3を手に入れる場合、基本的には程度の良い中古車を探すことになります。
しかし、これは大きなメリットでもあります。デビューから時間が経っているため中古車の流通量が非常に豊富で、幅広い価格帯やコンディションの中から、ご自身の予算にぴったりの一台を見つけやすい状況です。100万円台前半からでも十分射程圏内に入ってきます。
狙い目は「2018年5月以降」の商品改良モデル
もし予算に少し余裕があるなら、特におすすめなのが2018年5月に行われた大幅な商品改良後のモデルです。この改良では、初期型で指摘されていた乗り心地の硬さを改善するため、サスペンションやタイヤ、シートに至るまで見直しが行われました。さらに、このタイミングで電動パーキングブレーキが採用され、レーダークルーズコントロール(MRCC)が全車速追従機能付きになるなど、現代のクルマに求められる先進装備も充実しました。このモデルであれば、古さを感じることなく、高い満足感を得られるでしょう。
CX-30の中古車選びで失敗しない方法
CX-30も発売から数年が経過し、魅力的な中古車が市場に増えてきました。新車よりもお得にこの上質なSUVを手に入れたいと考える方も多いでしょう。CX-30の中古車を選ぶ際の最大のポイントは、ご自身の使い方に合ったグレードとエンジンをしっかり見極めることです。
人気の中心となっているグレードは、安全装備や快適装備が一通り揃っている「20S Proactive(プロアクティブ)」や、その進化版である「Proactive Touring Selection(プロアクティブ ツーリングセレクション)」です。レザーシートや電動シートなど、さらに上質な装備を求めるなら「L Package(Lパッケージ)」が選択肢となります。
エンジンについては、街乗り中心で素直なフィーリングを好むなら2.0Lガソリンの「e-SKYACTIV G」、高速走行や長距離移動が多く力強さと経済性を両立させたいなら1.8Lディーゼルの「SKYACTIV-D」がおすすめです。マツダ独自の先進エンジン「e-SKYACTIV X」は、パワフルで燃費も良いですが、車両価格が高く、燃料もハイオク指定のため、その価値を十分に理解した上で選ぶ必要があります。
中古車を選ぶ際は、走行距離や年式といった基本的な情報だけでなく、正規ディーラーでの点検記録簿がしっかり残っているか、内外装に大きな傷や汚れがないかなどを自分の目で丁寧に確かめることが、後悔しないための重要なステップとなります。
CX-30購入でだまさ れる な!注意点
CX-30はデザインや走り、質感で非常に高い評価を得ている一方で、その美点と引き換えになっている点がいくつか存在します。これらを「欠点」と捉えるか「個性」と受け入れるかが、購入後の満足度を大きく左右します。「こんなはずじゃなかった」という失敗を避けるため、購入前に以下の注意点を必ず確認しておきましょう。
CX-30で後悔しないための確認ポイント
- 視界のクセを把握する
流麗なデザインを優先した結果、フロントのAピラーが太く、特に右左折時にピラーの陰に歩行者などが隠れてしまう死角が生まれやすいと感じる方がいます。また、後方に向かって絞り込まれたリアウィンドウも小さいため、ルームミラー越しの後方視界は広いとは言えません。もちろん、360°ビューモニターなどの運転支援機能を活用すれば安全性は確保できますが、運転に慣れるまでは意識的な安全確認が求められます。 - 乗り心地の硬さを試乗で確認する
マツダ車らしい安定感のあるスポーティーな走りを実現するため、サスペンションは比較的しっかりとした硬めの設定になっています。綺麗な舗装路ではフラットで快適ですが、市街地の荒れた路面や段差では、路面からのゴツゴツとした衝撃を拾いやすいと感じるかもしれません。特に、18インチタイヤを装着する上位グレードでその傾向が強まります。ソフトで快適な乗り心地を最優先する方は、この硬さがデメリットになる可能性があるため、必ず試乗して確認してください。 - 荷室の使い勝手をシミュレーションする
荷室容量は430Lと十分ですが、開口部の下端(リアバンパー部分)の地上高がやや高めに設計されています。そのため、重いスーツケースやベビーカーなどを持ち上げて積み込む際には、少し「よっこいしょ」と力が必要になります。頻繁に重い荷物を積む方は、実際に荷物の積み下ろしを試してみることをお勧めします。
これらの点は、CX-30が持つスタイリッシュなデザインや優れた走行性能とトレードオフ(二律背反)の関係にある部分です。ご自身のライフスタイルや運転のクセと照らし合わせて、許容できる範囲かどうかを冷静に判断することが大切です。
CX-5とCX-30乗るならどっち?
CX-30を検討している方の中には、もう少し予算を足せば手が届く兄貴分のCX-5が気になってくる方も少なくないでしょう。この2台は価格帯が一部重なるため、非常に悩ましい選択です。悩んだ場合は、主に利用する場所と、後部座席や荷室に求める広さで判断するのがおすすめです。
ファミリーユースなら断然CX-5
CX-5は、CX-30よりも全長で180mm、全幅で50mmも大きく、その差は室内空間、特に後部座席や荷室の広さに圧倒的な余裕として現れます。家族での利用がメインで、後部座席の快適性やキャンプ道具などの積載量を最優先する方にはCX-5が最適です。乗り心地もさらに重厚で上質であり、SUVらしい堂々とした存在感も大きな魅力でしょう。
都市部での扱いやすさならCX-30
一方、CX-5は全幅が1,845mmと広いため、日本の狭い路地やコインパーキングなどでは、取り回しに気を使う場面が増えるのも事実です。その点、CX-30は全幅を1,800mm以下に抑えた、日本の道路事情に合った扱いやすいサイズ感が最大の武器です。主に1人~2人で乗ることが多く、運転のしやすさや軽快さを重視するなら、CX-30の方が日々の満足度は高いと感じるでしょう。
まさに「大は小を兼ねる」の余裕でCX-5を選ぶか、「ジャストサイズ」の使いやすさでCX-30を選ぶか、という選択になります。ご自身の駐車場のサイズやよく走る道を具体的にイメージして決めるのが、最も後悔のない選び方です。
CX-3とCX-30あなたが乗るならどちらかを総括
ここまで、マツダ CX-3とCX-30を様々な角度から比較してきました。どちらも魅力的なクルマですが、得意なこと、苦手なことが異なります。最終的にどちらのクルマがあなたにとっての「正解」なのか、以下のリストを最終チェックシートとしてご活用ください。
- CX-3はMAZDA2ベース(第6世代)、CX-30はMAZDA3ベース(第7世代)で基本設計が違う
- サイズはCX-30が一回り大きく、特に室内空間と荷室の広さに明確な差がある
- 後部座席に人を乗せる機会が多いなら迷わずCX-30
- 主に1人か2人で乗り、後席は荷物置き場と割り切れるならCX-3でも十分
- 走りはダイレクトで軽快なCX-3、上質で静粛性の高い滑らかなCX-30
- 立体駐車場の利用を考えるなら両車とも1,550mm以下の全高で安心
- 初期費用と維持費を少しでも抑えたいならCX-3の1.5Lガソリンモデルが有利
- 内外装の質感や先進性、所有する満足感を重視するなら新世代のCX-30
- CX-3は新車では買えず、程度の良い中古車を探すのが基本
- CX-3の中古車を狙うなら乗り心地が改善された2018年5月以降のモデルがおすすめ
- CX-30はデザインと引き換えに視界や乗り心地で注意点もあるため試乗が必須
- 後部座席や荷室の広さを最優先するなら、さらに大きいCX-5も視野に入る
- 都市部での取り回しやすさを重視するならCX-3やCX-30に軍配が上がる
- 独身やカップル、DINKsなど二人での利用が中心ならCX-3は最高の相棒になる
- 小さなお子さんがいるファミリー層なら、広さと快適性を備えたCX-30がベストな選択